技術力向上だけに固執するのもダメかもしれんけど技術力も当然大事だよという話

先日、弊社CTOのインタビュー記事が軽くバズっていました。

type.jp

 

ちょっと自分と考え方が違う、あるいは誤解されてそうなことがあるので書きます。

この記事で主張されているのは、「プロのエンジニアなら、経済価値に直結するコードを書くべき」とあるように、技術は価値をもたらさなければ、自己満足に過ぎない。つまり、技術力向上のみを目的としていて、価値をもたらすことを放棄してしまったエンジニアはダメだ。ということ。

ここで邪推されがちなのが、「では経済価値を生むのであれば、どんな汚いコードやアーキテクチャでも良いのか」ということ。これは決して真ではない。論理の誤謬だ。大事なのはバランスだし、かつ、「コードが経済価値を生むかどうか」と「コードが美しいかどうか」は純粋なトレードオフではない。

ここで技術者のちからが生きてくる。いま経済価値を生み、かつ美しい、すなわちメンテナンス性が高かったり不具合を起こしづらかったりするコードやアーキテクチャをいかに作るか。

記事にある、「世界で戦える事業」を支えるプロダクトは、2,3年で出来上がるようなものではなく、長期に渡って変更を繰り返すことが求められる。そこでは高い技術に基づく美しいコードやアーキテクチャが必要。これは弊社 CTO も当然認識しているはずだし、弊社の多くのエンジニアが共感してくれることだと思ってます。

 そのためにはやっぱり技術を楽しむことが大事だし、新しい優れた技術を身につけることも必要。

尖った記事は、ただそれだけの断面を切り取られてバズりやすいけど、その根底には暗黙的に大事にされることがあるわけで。はてぶブコメから引用させていただくと、

 

シリコンバレーで働いて気付いた「技術力向上」だけに固執するエンジニアのダメさ【Sansan CTO 藤倉成太】 - エンジニアtype | 転職@type

結局ベースにそれなりの技術力があって言える話しだからねこれ。前面に技術の話が出てこないだけで裏ではちゃんとキャッチアップしてるわけで。

2018/11/28 07:32

b.hatena.ne.jp

 

そのとおりです!!